「想いを馳せる」。私の好きな言葉です。
シトラスリボンプロジェクトの成り立ちは、たぶんお二人の代表が余すところなく書かれていることと拝察し、では私は何を思い、何をしてきたのかに思いを巡らすことにしました。
お声掛けいただいてから、この活動が早く必要とされない時が来ることを願いながら、それでも今も活動は広がり続けている。それは「新型コロナウイルス」感染者の方ややエッセンシャルワーカーの方々への差別をなくし感謝を伝えるという想いの表現を超えたところに存在する、人と人の温かみのある地域の在り方への想いを内包しているからかとも思えます。
「ただいま、お帰り」。その表現がすべてのような出来事が自分にもありました。私自身が陽性者となり、濃厚接触者の夫も感染者となり、14日間という自宅療養を体験することになったのです。
真っ白な頭の中・会社のグループL I N Eに書き込み、また女性防災士仲間のグループlineに書き込みました。帰ってきた返事は「療養をして会社に帰ってください」「美紀ちゃんこういう時こそシトラスリボンよ、すすめてきた本人じゃない」という言葉の数々です。
キャリア教育でとある中学校でお話をさせていただいた折、生徒さんから出た言葉に「僕たち私たち生徒会はこのシトラスリボンの活動を校内で広めています」とキラキラの目で話してくれたことです。私は彼らにこうお伝えしました。
「私が一番伝えたいことは想いを馳せることです。自分事として考えてみることです。みなさんどうか何事も自分事として、想いを巡らせてみてください」