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メンバーのふりかえり / 中尾治司より

シトラスリボンプロジェクトに関わらせていただいたのは、令和2年6月。1000枚のポスターを広く配付するため、県内各地の公民館をはじめ、社会教育関係者のネットワークを活用できないかという柴崎さんの発案から、メンバーに加わらせていただきました。プロジェクトメンバーの個性の強さと団結力、包容力は、私の視野を大いに広げ、コロナ禍で鬱屈していた心に明るい光を届けてくださいました。

令和3年4月に、全校児童15名の佐礼谷小学校に校長として赴任し、シトラスリボンプロジェクトを取り入れた活動をはじめました。低学年、中学年、高学年の3学級で実施する道徳科の授業の指導案を作り、「校長先生の特別授業」として、授業を実施。授業では、シトラスリボンのことを知るだけでなく、プロジェクトに関わる人たちがどのような思いで取り組んでいるか、なぜ、全国に賛同する人が広がっていうのか、という人々の心情に寄り添い、考察することをねらいにしました。授業の終わりには、子どもたちから「リボンを作ってみたい」「地域のみなさんに届けたい」という声が自然に出され、それを実現させるため、全校でシトラスリボン作りを始めました。

作成したリボンには、メッセージを沿え、日頃お世話になっている地域の方々に届けたいと、地区内の店や事業所に置かせていただき、最終的には、佐礼谷地区240世帯すべての家庭に2個ずつ届けることで、目標を達成できました。

 

地域の方からは、「コロナで閉塞している心に花が咲いた。」「お礼を届けたい。」と多くの反響があり、児童と地域の方々の結びつきをより強固にするプロジェクトになりました。

シトラスリボンプロジェクトを通して、佐礼谷小児童が地域社会の一員であり、安心して暮らせる地域づくりの主体者であることを体感できたこと、そして、地域の多くの方に喜んでいただけたことが何よりもうれしいことでした。加えて、シトラスリボンには関わる多くの人を幸せにする力があると、改めて感じさせられました。

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